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- 稲毛コレクティブ・インパクトのホームページを公開しました 2023年11月28日
産学官民一体で目指す 稲毛・文教のまちづくり

稲毛コレクティブインパクトは、民間企業、行政、教育機関、市民が共同で設立・運営する社会課題解決のためのエリアマネジメント組織です。
千葉市稲毛地域の価値と課題を研究し、住民の地域への関心を高め、「文教のまち・稲毛」のイメージを定着させるため、「住みたい街」「住み続けたい街」としてまちのリブランディングに取り組みます。
社会課題を協働で解決に導く「コレクティブインパクト」の手法を取り入れ、産学官民の様々な参加者がビジョン・研究データ・課題を共有します。個々の強みを活かし、取組みを相互に補完し合い、 信頼形成に向けオープンなコミュニケーションが継続することによって、単独では難しい社会課題の解決を目指していきます。
コレクティブ・インパクトとは?
コレクティブ・インパクトとは、2011年にアメリカのJohn KaniaとMark Kramerによって提唱された理念です。
- 1. 共通の課題
- 2. 共有された計測方法
- 3. 相互補強による活動
- 4. 定期的なコミュニケーション
- 5. 組織による基盤構築の支援
上記の5つの視点で主体の異なる複数のステークホルダーが社会課題の解決に取り組む手法です。
稲毛コレクティブ・インパクトとは?
多様なステークホルダーが目標に向かって協働する新しい時代のまちづくり
稲毛コレクティブインパクトは、千葉市稲毛地域の「これからの暮らし」を考えるためのエリアマネジメント組織であり、その概念を表す言葉でもあります。
行政によって策定されたまちづくりの計画を市民と一緒に実行していく従来のまちづくりの手法に対し、稲毛コレクティブインパクトでは産官学民(民間企業、行政、教育機関、市民)が一体となり、それぞれの立場からさまざまな意見を出し合ってサスティナブルなまちづくりの提唱と企画を実行します。

設立の背景と目的
少子高齢化・人口減少社会の到来
日本の人口は2008年をピークに減少傾向にあり、2053年には総人口が1億人を下回るとみられています。また、少子高齢化の進行により、生産年齢人口が減少し、地域では生活関連サービスの縮小、税収減による行政サービス水準の低下、公共交通の撤退、空き家や空き地の増加など、人口減少に伴う多くの社会課題が顕在化していく恐れがあります。

さまざまなセクターによる補完関係の必要性
コレクティブインパクトとは、複雑化する社会課題に対して、異なるセクターが協働し課題解決に導くアプローチです。人口減少による社会課題は、一つの課題が他の課題と互いに影響し合い、さらなる課題を導くという「負のスパイラル」が懸念されています。コレクティブ・インパクトは、このような地域の複雑化・深刻化する社会課題に対し、行政だけでなくさまざまなステークホルダー(セクターとも呼びます)が知見を出し合い、共通の目標を定め、評価する手法として注目されています。

民間企業、行政、教育機関、市民による稲毛コレクティブインパクト
2013年から大学による地域づくり・地域活性化の役割を担ってきた千葉大学コミュニティ・イノベーションオフィスが中心となり、千葉大学研究成果活用型ベンチャー・ミライノラボとともに、2021年から稲毛コレクティブインパクトの検討を開始しました。その目的は、千葉市稲毛地域の社会課題に対し、民間企業、行政、教育機関、市民が連携し、具体的な活動を通した解決に取組むことです。
活動範囲は千葉市稲毛地域を中心に、稲毛海岸から西千葉エリア、さらに共創都市圏である長柄町まで広域に及び、関係するセクターの参加を促します。

これまでの活動内容
コレクティブインパクト会議の開催
千葉市稲毛地域の課題やポテンシャルについて産学官民が集まり情報交換をおこなう「コレクティブインパクト会議」を定期的に開催しています。
これまで、稲毛コレクティブインパクト検討会議として、2022年4月、6月、8月、11月、2023年2月に千葉大学西千葉キャンパス等で開催し、民間企業、行政、教育機関、市民団体等の参加がありました。また、稲毛コレクティブインパクト設立後は、2023年6月、12月に会議を開催しました。
千葉市稲毛地域の地域活性化に関心のある民間企業や個人の皆様は、オブザーバーとして参加できます。稲毛コレクティブインパクトの会員(会費制)となると、ESGやCSRの一環として、稲毛コレクティブインパクトに参加していることの発表が可能となります。詳しくは問い合わせフォームからお問い合わせください。

地域イベントの開催
「産学官民一体で目指す 稲毛・文教のまちづくり」をテーマに、千葉市稲毛地域で誰もが参加できる身近な学びの場を創出する事業として、各種イベントの開催を検討しています。
2023年5月に稲毛コレクティブインパクト初となる地域イベント「稲毛コレクティブインパクト Spring Festival」を企画し、残念ながら雨天のため中止となりましたが、今後も企画を検討していきます。

今後の展望
稲毛コレクティブインパクトは、サステナブルな地域創生のための産学官民が連携した新たなエリアマネジメント組織として、千葉市稲毛地域やその周辺の社会課題に関する調査研究を行い、共通の目標を掲げて解決のための事業を考案していきます。参加団体との継続的かつオープンなコミュニケーションで産学官民の連携を深めるとともに、事業目的に共感する参画企業を増やしていき、稲毛コレクティブインパクトのウェブサイトで取組を広く情報発信していきます。
事業内容
- 解決する社会課題(アジェンダ)の設定と評価
- コレクティブインパクト会議の開催
- 課題解決のための企画及び活動
- 取組に関するウェブサイトやフォーラム等による各種情報の発信
- 課題に関する調査研究
- 前項までに定めなき目的の達成に必要とされる取組
会員一覧
正会員
- 株式会社ミライノラボ
特別会員
- 日鉄興和不動産株式会社
- 三菱地所レジデンス株式会社
- 大林新星和不動産株式会社
- 三信住建株式会社
- 株式会社IMPRINT
- 株式会社ルネサンス
- 株式会社hacomono
- 株式会社ベジリンク
賛助会員
- 千葉市
- 長柄町
- 認定特定非営利活動法人 まちづくりスポット稲毛
- 千葉大学予防医学センター 花里真道研究室
- 千葉大学大学院国際学術研究院 田島翔太研究室